2009-01-01から1年間の記事一覧
目の前に見える世界、自分の顔、恋人の顔、それらは 自分が見たとおりに存在するのではなく、条件によって、 見え方が異なる事がわかります。コンタクトをして視力1.2の状態で見える世界と、 裸眼の視力0.1の状態で見える世界は全く別世界です。Aさんから見…
私たちは普段、当たり前のように目で見たものが、 当然そこに存在していると思っています。 もっと言うと、そこに存在していると言う自体も自覚せず、 無意識に「あるのが当たり前」「存在するのが当たり前」と確信しています。 疑う事すらしませんよね。 そ…
HITOTSU学を学び始めて、はや2年半。 最初は、あまりその価値というか、本質を理解できておらず、 仕事をしながら時間があるときに片手間に学んでいました。 だから自分は学んでいるつもりでも、 自分固定概念が邪魔をして、無意識にフィルターが掛かってし…
NPO法人PBLSがHITOTSU学を応用し、 『孫子の兵法』について解説をする、 HITOTSU学公開講座を開催します。『孫子の兵法』と言っても、馴染みの無い方も多いと思います。 『孫子の兵法』は、中国、春秋時代の思想家「孫武」による兵法書、 つまり戦争に勝つた…
人間は常に判断基準のもとで、何かを選択したり放棄したりしています。 HITOTSU学では、この人間の判断基準、つまり、認識・判断・考え・感情の住む心の家を「マインドーム」と呼んでいます。 これは「マインド(mind)」+「ホーム(home)」を合わせた造語…
「アイデンティティ」とは何なのかについて、9つの観点で整理をしました。人間は、まず「私は人間である」という、 「犬や猿ではなく人間だ」というアイデンティティを意識する事無く当然のように持っています。 次の個人のアイデンティティ、 さらにそのア…
「アイデンティティークライシス」と言う言葉が示すように、 アイデンティティーが不安定だと、自分の存在価値を失い、 生きる意味、価値を持てなくなります。 逆説的に、アイデンティティーは生きる原動力であると言えます。 この時代、今までの生き方では…
人間は立場を獲得してアイデンティティを拡大する性質があります。 人間は組織に入ると、その組織の社長やリーダーのポジションと自分をひとつに重ねたり、 または歴史上の英雄を真似したりしながら、影響力を与える事ができるポジション、 立場に自分のアイ…
人間は家族共同体、地域共同体、組織、グループなどを作ったり、 それらに所属したりします。 そして所属する事を通して、自分のアイデンティティを作り、 さらにそれをもっと大きく広げていこうとするのです。 もし何らかの組織やグループに所属しなければ…
もしライバルや戦う相手がいれば、「あいつをどんな風にやっつけよう」 「あんなやつに俺は絶対負けるはずが無い」どと、自分の存在感をより強く感じるようになります。そして相手に負けたくないと必死に勉強したり努力したります。このように自分自身の存在…
アイデンティティとは、 「常に自分がどんな思いを選択し、蓄積しているか」 「自分がどんな一貫性を反復しているか」の結果であると言えます。 例えば、今は自分を男だと思っているのに、一時間後には女だと思い、 二時間後にはまた男だと思う、というよう…
人間は、アイデンティティである「自分自身をどう思うか」を 根本の判断基準として、物事を考えたり、人と話したり、 あらゆる選択と放棄を行っています。 つまり、アイデンティティとは、あなたの絶対支配権力であり、 問題を作るのも解決するのもアイデン…
脳の記憶はアイデンティティに大きく影響しています。 例えば何らかの事情で脳に障害が起きてしまい、 記憶喪失となってしまった場合、 自分のした行動さえ忘れてしまう状態だとしたら、 いったい自分自身をどのように思うでしょうか? アイデンティティは、…
アイデンティティとは「自分自身をどう思うか」「自分自身をどう認識するか」です。一般的には、「自己同一性」と約されます。 人間は「これが自分だ」と思えるものを自己と同一化し、 自我意識を作り上げます。 例えば映画を観る時、映画の登場人物の中で悪…
「アイデンティティ」という言葉は良く見聞きすると思います。「企業としてのアイデンティティの確立」、 「日本人としてのアイデンティティ」 「あなたのアイデンティティを明確にしてください」といった使われ方をしています。 そして、最近では「アイデン…
理性を持った存在である人間が、 「人間とは何なのか?」 「心とは何なのか?」 「正しく考えるとはどういうことなのか?」 等々に対する根本的な理解が全く足りないまま、 人間の観念の枠の中でいくら思考しても、 その思考経路のチューブの中では、根底か…
釈迦は、人間五感覚の意識の存在の世界を「色」と言い、 究極の無意識の実在の世界を「空」と言い、 「色即是空 空即是色」という言葉を残しています。 しかし、この釈迦が伝達したかったイメージを、 そのイメージを持っていない人が、意識の中で、単語の暗…