色んな錯覚 視覚偏2

目の前に見える世界、自分の顔、恋人の顔、それらは
自分が見たとおりに存在するのではなく、条件によって、
見え方が異なる事がわかります。

コンタクトをして視力1.2の状態で見える世界と、
裸眼の視力0.1の状態で見える世界は全く別世界です。

Aさんから見える世界と、
Bさんから見える世界は別世界です。


そして、人間が見る世界と、動物が見る世界は全く違います。


人間の目(視覚)が感知できる範囲は16Hz〜2,000Hzと言われていますが、
例えば、空高くから獲物を見つけるワシの視覚は人間の約8倍と言われています。

また人間の目に見える光は可視光線の一部分だけであって、
赤外線やγ線、紫外線などのその他は波長の光りを感知する事はできません。

人間が認識できる光りの範囲と言うのは本当に限られた部分だけしかありません。


その限られた範囲だけを見て、自分は全体を見ていると勘違いしてしまうのが人間です。
そしてその全体を感知できない人間が、共通して特定の条件(めがねやサングラス、明るい暗い)によって、
制約されている世界が、そのまま実在しているという壮大な誤解をしているのです。


つまり人間は、ありのままの世界を見ることが出来ず、
条件付けられた世界を見て、その世界が絶対的に存在していると無意識深く、
疑うことなく錯覚していると言えます。


タカの目でこの世界を見たらどう移るんでしょう?
トンボの目で見たら、この世界はどう移るんでしょう?

あなたの愛犬から見た世界は、どんな世界なんでしょう?

そして、あなたの周りにいる人から見たこの世界は、どのように移っているのでしょう?

誰一人、あなたと同じ世界を見ている人はいないのです。

想像してみるととてもワクワクしてきませんか?