④アイデンティティ=絶対支配権力

人間は、アイデンティティである「自分自身をどう思うか」を
根本の判断基準として、物事を考えたり、人と話したり、
あらゆる選択と放棄を行っています。


つまり、アイデンティティとは、あなたの絶対支配権力であり、
問題を作るのも解決するのもアイデンティティと言えます。


例えば宝くじで1億円が当たったとします。
あなたはこのお金をどうするでしょうか?


会社の経営が苦しい社長であれば、会社の運転資金に回すでしょうし、
親が難病に掛かっていれば、その治療費に当てるでしょう。


そのような差し迫った問題が無ければ、海外旅行に行ったり、
マンションを買ったり、貯金をしたり、全額恵まれない国の子供たちに募金をするかもしれません。
またはこの時代の不況を突破する解決策を持った革新的な企業に投資するかもしれません。


宝くじが当たらなくたって同じです。
常日頃、自分のお金を何に使っているのか、自分の時間を何に使っているのか、
何を選択して何を放棄しているのか、あらゆる選択と放棄はあなた次第です。


「自分自身をどう思うか」「自分はこういう存在だ」と無意識深くで決めたアイデンティティから、
全ての考え、感情、言葉、行動の選択と放棄をしているのです。