色んな錯覚 視覚偏1

私たちは普段、当たり前のように目で見たものが、
当然そこに存在していると思っています。


もっと言うと、そこに存在していると言う自体も自覚せず、
無意識に「あるのが当たり前」「存在するのが当たり前」と確信しています。
疑う事すらしませんよね。
それが特別ではなく、普通だと思います。笑


でも例えば視力が悪い人が、
めがねやコンタクトをしている時としていないときでは、
目の前の世界は、全く違う光景となります。


サングラスをかけたらもっと違う世界です。


電気を消しているのか、つけているのかでも全く違う世界です。


では、めがねの有無、サングラスの有無、電気の有無によって、
目の前の世界が全て異なるとすれば、
「本当に存在しているのは、どんな世界、どんな状態なんだろう?」
という謎が湧いてきませんか?

目の前にいる人の顔は、
どの状態のときに見えるのが、その人の本当の顔なんでしょうか?


自分の顔は、一体どんな状態が、本当の自分の顔なんでしょうか?
写真で見る顔が、自分の顔ですか?
鏡で見る顔が自分の顔ですか?
相手が見る顔が、自分の顔ですか?
その時の相手の視力は0.1ですか?2.0ですか?
100m先から見ていますか?すぐ目の前であなたを見ていますか?


そうやって考えていくと、
自分の顔や目に見える世界は、
もしかしたら絶対的なものではないのでは?という疑問が出てきます。


その2へ続きます。