固定された小さなアイデンティティ

アイデンティティ」とは何なのかについて、9つの観点で整理をしました。

人間は、まず「私は人間である」という、
「犬や猿ではなく人間だ」というアイデンティティを意識する事無く当然のように持っています。
次の個人のアイデンティティ
さらにそのアイデンティティを拡張するために組織やポジション、立場を道具として、
自分のアイデンティティを拡張させ、影響力を強めようとします。


「Oneness」「全てがひとつ」と言う観点から考えると、
いかに人間は分離意識を活用し、多様なアイデンティティを持った存在を生み出し、
多様な出会いや刺激を作っているのかと言う事がわかります。


アイデンティティは、大切ではあるのですすが、
理解しておかなければならない重要なポイントがあります。


それは、そのアイデンティティは自分勝手につくられているものであり、
人間の意識現象ほんの一部分でしかいないということです。


私たちは特定の観点に固定されて、その範囲だけを自分自身だと思い込み、
その小さな一部分だけを「自分だ」と認識して、全ての考え、行動、論理、判断をしているのです。


この思い込みの錯覚の事実をしっかりと理解し、認識することにより、
小さなアイデンティティから開放され、多様な問題や摩擦の原因も整理する事ができます。