五感覚の理解

昨日の記事で、人間の五感覚(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)で、
今現在気づく事が出来る現象、
すなわち「意識」は、とても狭く、

全体から見た「意識」の割合は、0.00001%、
残りの「無意識」が、99.9999%である事を書きました。


今この瞬間、
自分の呼吸を意識できていますか?
自分の姿勢を意識できていますか?
地球の自転を意識できていますか?
重力を意識できていますか?


無意識を意識する事は、
それを意識できていないだけに、難しい事です。


さらにやっかいなのは、
人間の五感覚で意識できている現象自体も、
実はとても不完全であると言う事です。


例えば、視覚で考えて見ましょう。


今あなたが見えている物、対象、人は、
あなたの視力だから、その様に見えるのです。


めがねをしている人、コンタクトをしている人は、
それらを取ってみましょう。


目の前の人、物、あらゆる対象が変化するでしょう。

文字を認識する事はできますか?
周りの人の表情を認識する事はできますか?
鏡に写る自分の顔に変化はありませんか?


今度は反対に、分厚いメガネをした状態を想像してみましょう。
ケントデリカットのような分厚いビン底めがねです。笑


今度は対象が近すぎて、またぼやけて見えるでしょう。


このように、人間の五感覚もある条件、状況によって見え方が違いますので、
視覚一つとっても、視力2.0の人と、0.1の人、5.0の人では見ている世界が違います。


聴覚も同じで、人間が聞き取れる周波数はごく限られた範囲で、
犬であれば全く違う音まで聞こえます。
耳が聞こえない人にとっては、「無音」の世界となります。


このようにごく限られた現象しか意識できない人間の五感覚は、
同一の現象であっても、等しく皆同く認識できているのではなく、
その五感覚の機能の差によって、大きく異なる現象と認識している事になります。


『HITOTSU学』を通じて、無意識への理解と、
人間の五感覚への正確な理解を深める事が可能になります。